映画「カサンドラ・クロス」を観て。国際列車のパニック映画。オールスターキャスト

1976年制作のフランス・アメリカ・イギリス・イタリア・西ドイツ合作のサスペンス・パニック映画です。ソフィア・ローレンとリチャード・ハリスが主演。ほかにバート・ランカスター、マーティン・シーン、O・J・シンプソン、エヴァ・ガードナーが出演したオールスター映画です。

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スイスのジュネーヴの国際保健機構に、医師と患者に変装したテロリストが潜入します。テロリストは爆破を企図しますが、ガードマンがテロリストの1人を射殺して警報を鳴らしたことで失敗、駆け付けたガードマンとの間で銃撃戦となります。残りのテロリストはいろいろな細菌類が保管されている立入禁止の部屋へ逃げ込みますが、ガードマンの流れ弾でビンが破壊され、テロリストは液体を浴びてしまいます。無傷のテロリスト1人が逃亡し、ジュネーヴ発ストックホルム行きの国際列車へと逃げ込みます。

液体を浴びたテロリストは、細菌に感染しており、アメリカ陸軍のマッケンジー大佐(バート・ランカスター)は、逃亡したテロリストが列車に乗車していることを突き止め、機構内で極秘裏に細菌研究をしていた事実を隠蔽するため、画策に乗り出します。列車内には有名な神経外科医のチェンバレン博士(リチャード・ハリス)や、チェンバレンの元妻で女流作家のジェニファー(ソフィア・ローレン)、ユダヤ人セールスマンのカプラン老人、西ドイツの兵器製造業者の妻ニコール・ドレスラー(エヴァ・ガードナー)とその若い愛人ナバロ(マーティン・シーン)、神父に扮装した麻薬捜査官のハリー(O・J・シンプソン)など、乗客1000人が乗車していました。マッケンジー大佐は機構の主任女性医師であるシュトラドナーと共にチェンバレン博士に連絡を取り、テロリストを探し出して隔離するように伝えます。

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チェンバレンはジェニファーやカプラン老人、車掌のマックスと共に車内を探索して、貨物車内でテロリストを発見しますが、すでに病原菌の症状が出ていました。1000人の乗客にも感染の疑いがあるため、マッケンジーはヘリコプターを出してテロリストと貨物車にいた犬(感染して症状が出ている)を回収しようと図りますが、犬の回収には成功したもののテロリスト回収には失敗します。やがてテロリストは昏睡状態になり、乗客の中にも徐々に体調が悪化するものが増えていきました。

シュトラドナーは回収した犬の検査をして病原菌の治療方法を探りますが、マッケンジーは列車をニュルンベルクに誘導して医療チームを乗車させ、ポーランドのヤノフの隔離施設に乗客を誘導することを主張します。ニュルンベルクに列車が到着すると、そこには防護服で武装したアメリカ軍の兵士と医療チームが待ち構えており、窓やドアを溶接するなど、列車を完全に密封し、乗客たちを監視下に置きます。列車の行き先がヤノフであることを知ったカプラン老人は、第二次世界大戦中にヤノフの強制収容所で、妻と子供を殺された経験から「あそこにだけは戻りたくない」とパニックに陥り逃げ出そうとしますが、兵士に銃撃され負傷しそのまま列車に戻されます。

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密閉作業を完了させ、監視役のアメリカ軍の兵士達を乗せた列車は、ポーランドに向けて発車します。隔離施設に向かう途中で「カサンドラ・クロス」と呼ばれる橋を通過することを知ったカプラン老人は絶望し、再びパニックに陥ります。カサンドラ・クロスはヤノフへ向かう路線上にある巨大なアーチ橋ですが、はるか昔に廃線となり崩落の危険性が指摘されている場所でした。マッケンジーは良心の呵責に苛まれつつも、老朽化したカサンドラ・クロスにわざと列車を進入させ、乗客や監視兵もろとも崩落させることで、事故に見せかけて事実を隠蔽するつもりでした。

回収した犬が快方に向かったため、シュトラドナーはマッケンジーに列車を止めるように進言しますが拒否されます。また感染した乗客たちも次第に治癒してきたため、チェンバレンはマッケンジーに列車を止めるように要求しますが、やはり拒否されます。追いつめられたチェンバレンたちは列車を乗っ取って、自分たちで列車を止める作戦に出ます。そのためには機関車を止める必要があるため、登山家のナバロが機関室に行こうとして、外から列車の窓つたいに機関室に向かいますが、兵士に見つかり銃殺されてしまいます。そこでチェンバレンは、せめて後方の二等車だけでも救出しようと考え、車両を爆発させようとします。導線を作りガス栓を開けてマッチで火を付けますが、途中で消えてしまいます。そこにカプラン老人がやってきて、ライターで火を付けて見事爆発します。そして橋を通過しようとした列車は、前半の車両が橋の崩落のため川に落ちて多数の乗客が死亡します。チェンバレンたちの乗っていた後方車両は停止し、無事に生還します。

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国際列車という密室のサスペンスがスリルがあり、楽しめました。ソフィア・ローレンの美しさと活躍、チェンバレン博士のリーダーシップも見どころで、ナバロを演じたマーティン、シーンの見せ場もカッコ良かったです(「白い家の少女」の出演と同じ年)。有志が連携して活躍する場面に胸が熱くなりました。ラストの橋が崩落して列車が転落するシーンが迫力満載でした。チェンバレン博士とソフィア・ローレンのキスシーンも多く、元夫婦の互いの愛情を感じました☆

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