映画「いつか晴れた日に」を観て。品の良いロマンチック・ラブストーリー


 1995年制作のイギリスとアメリカの合作映画です。19世紀のイギリスを舞台に、貴族が遺した2人の娘の、胸を締めつけられるような恋愛のゆくえを、遺産相続の問題などを絡めて丁寧に描いています。

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エドワードとエリノア

物語の舞台は、19世紀のイングランド南西部のサセックス州。貴族のダッシュウッド家の当主が3人の娘、エリノア、マリアンヌ、マーガレットを遺して亡くなります。当主は妻と3姉妹の行く末を案じ、前妻との息子ジョンに彼女らの面倒を見るように言い残します。しかし、ジョンの妻ファニーはこれを妨害し、彼女らには年500ポンドの遺産しか残さないなどと冷遇します。ある日、ファニーの弟エドワードが3姉妹の住む館を訪れます。長女のエリノアは礼儀正しく控え目なエドワードに惹かれますが、3姉妹と妻はまもなく叔父のミドルトン卿の山荘に引っ越すこととなり、エドワードもまた母の住むロンドンに呼び出されて、エリノアとエドワードは、お互いの想いを伝えられずに別れてしまいます。

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エリノアとマリアンヌ

一家が山荘で慎ましい生活をしているある日のこと、ミドルトン卿の友人のブランドン大佐が彼女らの山荘を訪れ、ピアノを弾いていたマリアンヌに一目惚れします。いっぽうマリアンヌは、年の差のあるブランドン大佐には興味を示さず、プレイボーイの青年貴族・ウィロビーと懇意になります。ブランドン大佐はマリアンヌの様子に、切ない想いを胸に秘めながらも、紳士的に振舞います。ある日、ウィロビーは突然、理由も話さないでロンドンへ旅立ってしまいます。マリアンヌは悲しみに沈みます。いっぽうエノリアが惹かれているエドワードは、5年前にルーシーという女性と秘密で婚約していたことが発覚して、エリノアは苦悩します。

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マリアンヌとブランドン大佐

落胆しているマリアンヌを見て、ジェニングス夫人は、マリアンヌとエリノアをロンドンに招待します。期待を取り戻したマリアンヌは、ウィロビーあてに手紙を出しますが、返事は返って来ませんでした。ある日、舞踏会の会場で、マリアンヌはウィロビーと再び会いますが、ウィロビーはすでに裕福な家の娘と結婚を取り決めていました。数日後、エリノアとマリアンヌの元に、エドワードが訪ねてきます。エドワードの傍にいるルーシーを見たエリノアは、素っ気ない素振りをします。その後、エドワードがルーシーと正式に婚約したとの知らせが来て、マリアンヌとエリノアは失意の中、山荘に帰ってきます。

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マリアンヌとマーガレットとエリノア

嵐の中、散歩に出かけたマリアンヌは、ウィロビーの館が見える丘へ上っていきました。そのせいで感染症に罹り、高熱を出して倒れます。マリアンヌを探して救ったのはブランドン大佐でした。生死の境にいたマリアンヌは、エリノアの必死の思いが通じて奇跡的に回復します。そして命を救ってくれたブランドン大佐に謝意を述べます。次第にマリアンヌは、ブランドン大佐に想いを寄せるようになります。しばらくして、突然エドワードが姉妹のもとを訪れます。婚約者だったルーシーは、エドワードの弟と結婚することとなり、エドワードはルーシーと婚約を破棄したことを報告に来たのでした。今まで我慢していた気持ちが破裂して泣き崩れるエリノアでしたが、エドワードはエリノアに愛を告白します。大勢の人たちが祝福するなか、エリノアとエドワード、マリアンヌとブランドン大佐の、2組の結婚式が行われました。

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エリノアとエドワード

慎み深く現実的でしっかり者の姉と、自由奔放に夢を追う天真爛漫な妹。性格が対照的な姉妹が、それぞれ真実の愛に巡り合う結末は、実に心地よいカタルシスが得られました。ハッピーエンドな結末に満点です。

イギリスの田園風景とクラシカルな衣装が美しく、ビジュアル的にも魅力満載でした。また貴族社会の現実や、英国紳士と淑女のたたずまいに魅せられました。バランスのとれた分別のある主人公のエリノアに比べて、ファニーとルーシーの2人の女性の意地悪さが際立ちました。またブランドン大佐の誠実さと、エドワードの好青年ぶりは魅力的でした。姉妹愛と男女の愛情、そして男女を越えた友情が描かれていて、見事でした。

バックに流れる音楽も素晴らしく、世界観にピッタリでした☆

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余談・エリノア役のエマ・トンプソンを、超時空要塞マクロスの早瀬未沙をやった土井美加さんが吹き替えで演じているのが、個人的には嬉しかったです・・・

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