映画「めぐり逢えたら」を観て。監督と主演の二人は『ユー・ガット・メール』と同じ顔ぶれ


 1993年製作のアメリカのラブコメ映画です(原題は『Sleepless in Seattle』(シアトルの眠れぬ夜))。監督は『恋人たちの予感』(1989年)『ユー・ガット・メール』(1998年) で知られているノーラ・エフロンです。主演はトム・ハンクスとメグ・ライアンで『ユー・ガット・メール』と同じ組み合わせです。女性ジャーナリスト(メグ・ライアン)が、妻を亡くして悲しみに暮れる父親のために、幼い息子が新しい妻を求めてトークラジオ番組に電話をかけたことで、建築家(トム・ハンクス)に恋をする様子を描いています。この作品は商業的成功を収めて、最終的には2100万ドルの予算に対して、世界興行収入2億2790万ドルを越えました。

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シカゴに住む建築家のサム・ボールドウィン(トム・ハンクス)は妻を亡くしたばかりです。8歳の息子ジョナと共に新しい生活を始めるために、シアトルに引っ越します。1年後のクリスマスイブ。ジョナは落ち込む父親のために新しい相手が必要と感じ、全国ネットのラジオトークショーに電話をかけます。ジョナは渋るサムを説得して電話に出演させます。そして、亡き妻のマギーがどれほど恋しいか、そして初めて彼女の手を取ったときに、彼女が運命の人だと確信したことなどを話します。同じ頃、ボルチモア・サン紙の記者であるアニー・リード(メグ・ライアン)は、婚約者であるウォルターと一緒に実家のクリスマス・パーティーに出席していました。アニーはウォルターとの出会いはほんの偶然であり、運命の出会いではないと思っています。アニーはウォルターとの関係に、何かが欠けていると感じます。

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アニーはパーティーの帰りに、カーラジオで偶然聞いたラジオのトーク番組で「シアトルの眠れぬ男」と名乗る男が、しみじみと語る亡き妻との思い出話に思わず涙を流します。男は妻を「出会った瞬間に運命を感じた」と語っていたことに感動します。ラジオ番組の反響は大きく、サムのもとには大量の手紙が届きます。サムは本格的に再婚相手を探し始めます。いっぽうアニーは、顔も素性も知らないサムに心を惹かれて、サムの住所を突き止め、映画『めぐり逢い(An Affair to Remember)』の影響もあり、サムに手紙を書いて、バレンタインデーにエンパイア・ステート・ビルの屋上で会おうと提案します。アニーは取材にかこつけてシアトルまでサムに会いに行きますが、ビーチでジョナと遊んでいるサムの顔を見ただけで、結局サムには話しかけられませんでした。サムはアニーに強い印象を持ち魅了されますが、彼女が誰なのかは知りません。

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アニーはウォルターとの結婚準備を始めて、サムを心から断ち切ろうとします。いっぽうジョナはアニーからの手紙を見て、アニーこそが「新しい母」に相応しいと感じます。サムは同僚のヴィクトリアと付き合い始めますが、ジョナは笑い方が下品な彼女を激しく嫌っています。そして約束のバレンタインデーがきて、ジョナは友達のジェシカ(母親が旅行代理店に勤めている)がこっそり購入した航空券でニューヨークへ向かって、エンパイア・ステート・ビルの展望台でアニーを待ちます。

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ジョナの行方不明に気づいたサムは、ジェシカからジョナの居場所を聞き出し、ヴィクトリアとのデートをキャンセルして、ジョナを探しにニューヨークに行きます。そしてエンパイア・ステート・ビルの展望デッキでジョナを見つけます。いっぽうアニーはウォルターと食事をしている時に、エンパイア・ステート・ビルのハート型の照明に気づきます。それを見たアニーは、自分の疑念をウォルターに打ち明けて、ラジオ番組を聞いて以来の出来事を語り、二人は円満に婚約を解消します。アニーはエンパイア・ステート・ビルへと急ぎます。アニーはサムとジョナがエレベーターで地上に降りた直後に、展望デッキに到着します。すでに営業時間は終了していましたが、映画『めぐり逢い』と同じ状況に共感した警備員が、アニーを営業終了後の展望デッキへ案内します。アニーは誰もいない展望デッキを見て落胆しますが、ジョナが置き忘れたリュックサックを見つけます。するとリュックサックを取りに戻ってきたサムとジョナが現れます。それぞれ自己紹介をし終えると、サムとアニーは、お互いに運命の出会いだと直感して、アニーはサムの手を取り、三人で一緒にエレベーターに乗り込みます。

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実際にはなかなか会えない二人が、ラストで偶然にくっつく展開が運命的で、出来過ぎの感じもしましたが、カタルシスを得られました。ジョナが大人びていて可愛かったです。メグライアンのコメディエンヌぶりも爆発で(ブルーで透き通った瞳がチャーミング)トム・ハンクスの父親役もピッタリでした。エンパイア・ステート・ビルの夜景がロマンチックでした。同監督の『恋人たちの予感』や『ユー・ガット・メール』に比べて物語が弱い気もしましたが、ラブコメの王道という感じで、ハッピーエンドのラストも良かったです☆

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