映画「恋人たちの予感」を観て。オシャレなラブコメの金字塔。男と女の間に友情は成立するか
1989年制作のアメリカのラブコメディー(ロマンティック・コメディ)の金字塔です。「男と女は友だちになれるのか」をテーマに、初対面のイメージが最悪だった2人が、たびたびの再会を経て徐々に友情を育み、10年を経て結ばれるまでを描きます。
監督は「スタンド・バイ・ミー」の」ロブ・ライナー。主演はビリー・クリスタル(ハリー・バーンズ)とメグ・ライアン(サリー・オルブライト)。他の主なキャストは、キャリー・フィッシャー(マリー)、ブルーノ・カービイ(ジェス)です。

1977年、シカゴ大学を卒業した21歳のサリーは、親友の恋人のハリーを同乗させて、就職先(ジャーナリスト)のニューヨークに車で18時間の旅路に就きます。初対面の2人は考え方や意見がことごとく対立し、言い合いになります。男と女の間にはセックスが介在して、友情は成立しないというハリーと、成立するというサリー。翌日、2人はニューヨークに到着して握手をして別れます。5年後、サリーは26歳になり、恋人のジョーと空港に一緒にいるところで、偶然ハリーに再会します。ジョーはハリーの友人でした。ハリーは政治コンサルタントとして働いていました。久しぶりに再会した2人は、飛行機の中で再び口論になりますが、ハリーは弁護士のヘレンと結婚すると告げます。それを聞いておどろくサリー。ハリーはお互いにパートナーがいる今なら、友情は成り立つとサリーに告げます。しかし飛行機が到着すると2人は別れて、さらに5年が経ちます。

2人が出会ってから10年が経ち、ジョーとの別離から立ち直りかけていた31歳のサリーは、またもハリーと偶然に再会します。ハリーもヘレンと離婚しかけていて、2人は徐々に親友になり、お互いに支え合うようになります。親友として本音を話し、一緒に行動するようになった2人でしたが、時おり男と女としての感情が出てしまいます。友情を保つためには、お互いにパートナーがいたほうが良いと2人は考え、それぞれの友だちを紹介し合いますが、予想に反してサリーの友だちのマリーとハリーの友だちのジェス(作家)が結びつき、2人は結婚します。

2人の結婚祝いを選ぼうと、サリーとハリーが訪れた店で、偶然にハリーは恋人を連れたヘレンと再会して動揺します。いっぽうのサリーは、ジョーが他の女性と結婚することになったことを聞いて打ちひしがれ、ある晩泣きながらハリーに電話をかけます。ハリーは駆けつけてサリーを抱きしめて慰めますが、なりゆきで2人はセックスします。とうとう男女の仲になってしまい、気まずくなった2人は、再び友情を取り戻すべく、その晩の出来事は無かったことにします。

マリーとジェスの結婚式の日、ハリーとサリーは結婚式場でケンカします。原因はハリーが、サリーに対して何事もなかったように振る舞ったことでした。サリーはハリーに憤慨し、謝ろうとして何度も電話をかけてくるハリーを無視します。ついに根負けしてサリーはハリーの話を聞きますが、ハリーの誘い(大晦日のパーティへ一緒に行くこと)にきっぱりと断ります。大晦日の夜、サリーは1人でパーティに参加しますが、居心地が悪くて会場を出ます。そこへハリーが駆けつけます。ハリーはサリーと一緒に過ごした日々を思い返して、彼女への思いを確信します。突然のハリーの告白に驚きつつ、信じがたい思いのサリーでしたが「あなたなんて嫌い」と言いながら、ハリーの気持ちを受け入れます。
それから3ヵ月後、初対面から10年を経て、2人は最悪の出会いから友情を経て、ついに結ばれます。

音楽のセンスが抜群でした。都会的でオシャレな雰囲気が倍増されます。それと、ニューヨークの四季が美しいです。特に紅葉と冬の雪景色のニューヨークは素敵です。クリスマスと大晦日が2回出てくるのもポイントです。「ホタルの光」がパーティ会場で流れる年越しシーンは印象に残りました。もみの木を買うシーンが2回出てきます(一回目は2人で。二回目はサリーだけで)。メグ・ライアンがとにかくチャーミングで、歳と共にだんだんキレイになっていくのが素敵でした。たびたび出てくる2人でレストランでの食事シーンが印象的でした。またサリーの”オーガズムの演技”には笑えました。そのシーンでエキストラの高齢女性が吐くセリフ「I’ll have what she’s having (彼女が食べてるものを私も頂くわ)」が有名になりました。
時々挟まれる高齢夫婦のインタビューが微笑ましかったです。1時間半と短いしテンポも早いので、何回見ても楽しめると思います☆
追伸 映画のスクリプト本(脚本)を買った初めての映画です。英会話教材としても最適です。

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