映画「レッドクリフ」を観て。三国志で有名な「赤壁の戦い」を描く
『三国志演義』を基に、史実や創作を交えながら有名な「赤壁の戦い」を描いています。

朝廷から蜀(劉備)と呉(孫権)の討伐の詔を受けた、漢の丞相の曹操は、劉備と孫権の連合軍を制圧するために南下します。その目的は、劉備と孫権の抹殺だけではなく、今は周瑜の妻となっている天下一の美人・小喬の奪取にもありました。
劉備軍は南へ下って体制を立て直そうとしますが、途中で曹操軍に追いつかれて敗走します。劉備は、天才軍師の諸葛亮(孔明)を孫権のもとに派遣します。孔明は孫権の大都督(総司令官)である周瑜と意気投合し、共に曹操と戦うために同盟を結びます。孫権は3万の軍勢を派遣し、劉備軍2万と共に長江の赤壁付近で曹操軍80万と決戦のために、水軍と陸軍を動かすのでした。
土地に不慣れな曹操軍は疫病が流行り、その兵士の死体を連合軍に送り付けます。そのため、連合軍にも疫病が広がり、劉備軍は孫権軍から離れ、一度は撤退します。ひとり留まった孔明は、藁を乗せた船を曹操軍に射らせて、10万本の矢の調達に成功します。いっぽう、周瑜も蔡瑁と張允ら水上戦に長けた二人の将軍を殺させることに成功します。
総攻撃の直前、風向きが西南の風から東北の風に変わり、孫権軍は真夜中に曹操軍を火攻めにします。そして撤退していた劉備軍が曹操軍の背後から急襲します。船酔い対策に船を繋いでいたため火の回りが早く、曹操軍は焼き払われ、連合軍は勝利します。わずかに残った兵士と共に、曹操軍は敗走します。

史実とは違うのかも知れませんが、とても楽しめました。前編と後編で5時間の長さでしたが、テンポも良く飽きないで見れました。周瑜(トニー・レオン)と孔明(金城武)のダブル主役で、どちらもハマり役でした。周瑜と孔明の間で板挟みになっている、コミカルな魯粛も良かったです。それから曹操の貫禄は見事で悪役だが二枚目でした。
周瑜の妻・小喬と、孫権の妹・尚香の紅2点のヒロインのビジュアルと活躍も見ものでした。小喬は曹操軍の進撃を遅らせるため、尚香は曹操軍の情報(陣立て)を探るためにそれぞれ潜入します。「青二才」の若い孫権役もかっこ良かったです。

それから戦闘シーンを満喫できました。特に火攻めのシーンの迫力には目を見張りました。特別出演の架空のキャラ 甘興将軍を演じた中村獅童も存在感がありました。なかでも趙雲の活躍が抜きん出ていました。関羽と張飛役もぴったりでした。
周瑜と小喬の夫婦愛、周瑜と孔明の友情が美しく、尚香の友人の死が悲しかったです。
戦闘の前にみんなで団子を食べるシーンがあるのですがグッときました。周瑜にみんなが団子を分けて、その団子を周瑜が平らげるシーンも良かったです。
物語のラスト、周瑜が孔明に子馬(孔明が出産を手伝った)を贈るシーンが余韻を残して良かったです。
テーマソングとBGMを、岩城太郎さんが手掛けているのが最高でした☆



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