映画「バタアシ金魚」を観て。筒井道隆と高岡早紀のW主演。イカれた青春恋愛映画


 1990年制作の青春恋愛映画です。筒井道隆・高岡早紀のW主演です(筒井道隆のデビュー作)。監督は松岡錠司(これがデビュー作)です。ほかに東幹久、土屋久美子、浅野忠信も出演しています。水泳部のある女の子にひと目惚れした”少しイカれた”男子高校生の恋の顛末を、大都市近郊の田園地帯を背景にして、コミカルに描いています。

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ある夏の日の放課後、高校生の花井カオル(筒井道隆)は、バイクを転がしている時に、プールサイドから水をかけられます。誤って水をかけたのは水泳部のソノコ(恩田苑子・高岡早紀)でした。カオルは最初は激怒しますが、ソノコに一目惚れします。カオルはカナヅチにもかかわらずに、ソノコに猛アタックするために、水泳部に入部します。そしてあろうことか、オリンピックに出場すると決意します。カオルは子供向けのスイミングクラブに通います。子供と一緒に練習するカオルでしたが、そこで首から金メダルをぶら下げた変な婆さんに出会います。カオルはその婆さんの家に泊まり込み、専属コーチになってもらい、水泳の猛特訓を始めます。婆さんの家族からは「与太者」扱いされます。

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カオルにはプーという彼女が居ました。プーはソノコに夢中のカオルに嫉妬します。カオルはソノコにしつこく付きまとい、ソノコの母親に気に入られて、ソノコの家で冷や麦をごちそうになったり、ソノコにラブレターをたくさん出します。カオルは夜、恋敵で水泳のライバルである永井と走ります。やがてカオルは婆さんに、煩悩を絶つべく丸刈りにされます。カオルはソノコの都合も考えずに、すさまじいパワーで、ソノコに対する猛アタックを続けます。しかしソノコはカオルをまったく相手にしません。カオルは走る練習中に、ライバル校である牛川工業高校水泳部の主将ウシ(浅野忠信)と鉢合わせして、言い合いになります。そこにソノコと永井がやってきて、カオルはソノコに平手打ちされます。

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最初はカオルのことを「アイツはね、女のくさったヤツのケツふく紙よ! 」と言い放っていたソノコでしたが、カオルの強引なアプローチの連続に耐え切れず、またカオルの「カッコ悪さ」と「一途さ」の間で揺れ動き、次第に心が病んで、食欲が止まらなくなってしまいます。猛練習の甲斐もあって、カオルは新人戦に参加します。しかし結果は最下位でした。コーチの婆さんにも見捨てられます。はげしく落ち込んだカオルは、ずっと学校を休んでいるソノコの様子を見に行きますが、そこにいたのは別人のようにデブになってしまったソノコでした。ソノコを追い込んでしまった事実に気づいたカオルは、身を引きます。しかしある日、ひとりぼんやり座っていたソノコは、自分のカオルへの愛に気づいて、もとの姿に戻ります。雨上がりで虹が出ているある日、カオルとソノコは、水が浅く張っているプールで、それぞれの気持ちをぶつけあいます。取っ組み合いの大喧嘩をしたのち、ふたりは抱き合います。

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カオルは水泳部を退部しますが、誰もいないプールにセーラー姿のソノコがやってきて、制服のままプールに飛び込みます。それを見たカオルも飛び込みます。ソノコはカオルに「イカれてる」と言うと、カオルはソノコに「愛してるぜ」と返します。

とにかくテンポが良い映画でした。女子高生役の高岡早紀が眩かったです。千葉近郊の田園風景も美しく、カオルの直情で不器用なバカっぷりが突き抜けていて良かったです。イカレたカオルのパワーには、少し閉口しますが、青春映画としては見所満載でした。いまではアウトな表現も多いですが(飲酒・喫煙・ストーカー行為)、90年代の風景が見られて、懐かしかったです。映画の中で、主人公が通う高校は、千葉県立市原緑高校を使用しているそうですが、千葉都市モノレールも出てきて、ロケ地としても魅力的でした☆

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